17:05 〜 17:20
[2B10] 核不拡散用アクティブ中性子非破壊測定技術の開発
(4)核物質同位体定量用NRTA装置の設計研究
キーワード:非破壊測定、核物質、中性子共鳴透過分析法
核不拡散や核セキュリティ分野では、高線量場において核物質を非破壊で測定する必要性が
高まっている。具体的には、使用済み燃料や溶融燃料デブリ中のUやPuの測定に加えて、将
来の核変換用 MA-Pu 燃料の測定にも適用できる非破壊測定技術の開発が急務となっている。
こうした必要性に叶う手段として、中性子共鳴透過分析法 (NRTA) がある。NRTAはパルス
中性子ビームを利用して、非破壊で試料中のさまざまな同位体を高精度で測定できる技術である。
しかし現状、大半のNRTA装置は大型の電子線加速器を利用して、大強度な中性子ビームを
発生させている。そのためにNRTA装置は汎用性に欠ける一面があり、小型のNRTA装置の開発
が必要と考えている。 そうした観点のもと、小型のNRTA装置の基盤技術の開発や高度化に向けた
知見を得るため、まずはD-T管を用いた小型のNRTA試験装置を開発している。本発表では、試
験装置の概要を紹介し、数値計算によって得たその性能について報告する。
高まっている。具体的には、使用済み燃料や溶融燃料デブリ中のUやPuの測定に加えて、将
来の核変換用 MA-Pu 燃料の測定にも適用できる非破壊測定技術の開発が急務となっている。
こうした必要性に叶う手段として、中性子共鳴透過分析法 (NRTA) がある。NRTAはパルス
中性子ビームを利用して、非破壊で試料中のさまざまな同位体を高精度で測定できる技術である。
しかし現状、大半のNRTA装置は大型の電子線加速器を利用して、大強度な中性子ビームを
発生させている。そのためにNRTA装置は汎用性に欠ける一面があり、小型のNRTA装置の開発
が必要と考えている。 そうした観点のもと、小型のNRTA装置の基盤技術の開発や高度化に向けた
知見を得るため、まずはD-T管を用いた小型のNRTA試験装置を開発している。本発表では、試
験装置の概要を紹介し、数値計算によって得たその性能について報告する。