2016年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-3. 原子力施設の廃止措置技術

[2E06-10] システム開発・評価

2016年3月27日(日) 16:05 〜 17:25 E会場 (講義棟B棟 B202)

座長:田中 健一(エネ総研)

16:05 〜 16:20

[2E06] 「ふげん」廃止措置プロジェクトにおける解体シナリオの最適化検討 (4)

*香田 有哉1、手塚 将志1、柳原 敏2 (1.原子力機構 原子炉廃止措置研究開発センター、2.福井大学附属 国際原子力工学研究科)

キーワード:ふげん、解体シナリオ、原子炉周辺機器

廃止措置を安全かつ合理的に実施するためには、解体撤去工事の検討段階において、設備・機器等の重量・汚染形態や作業内容を考慮した複数のシナリオを想定し、最適シナリオを選択することが重要である。
そこで「ふげん」では、「被ばく対策がほとんど必要のない領域」としてタービン系、「被ばく対策が必要な領域」として原子炉冷却材浄化系及び重水浄化系の設備・機器の一部を対象に複数の簡易解体シナリオを想定し、作業人工数、被ばく線量等のプロジェクト管理データを指標として、最適な解体シナリオを選択する手法について福井大学と共同研究を進めている。
本報告は、これまで検討してきた設備・機器より更に線量が高い「被ばく対策が必要な領域」である原子炉周辺機器の一部を対象とした検討した結果について報告する。