2016年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-3. 原子力施設の廃止措置技術

[2E06-10] システム開発・評価

2016年3月27日(日) 16:05 〜 17:25 E会場 (講義棟B棟 B202)

座長:田中 健一(エネ総研)

16:35 〜 16:50

[2E08] PHITSを用いる廃止措置のためのインベントリ評価に関する研究

*中村 陸1、松本 哲男1 (1.東京都市大学 工学部)

キーワード:廃止措置、インベントリ評価、武蔵工大炉、PHITS、生体遮蔽

東京都市大学の所有する研究用原子炉の武蔵工大炉は1963年から1989年までにわたってRI生産や医療照射、教育訓練のために利用されてきた。現在武蔵工大炉は廃止措置中であり、その完了に向けて、準備を進めている。
武蔵工大炉と同様に廃止措置を行っている原子炉は研究炉、商用炉問わずに、日本や世界にも多数存在し、特に今後1970年代に多く建設された原子炉の廃止措置が始まろうとしている。しかし、実際に廃止措置が完了した原子炉の例はごく少数の例しか存在していない。
東京都市大学が持つ、武蔵工大炉の28年間の運転履歴や豊富な核特性データを利用し、現在廃止措置中の武蔵工大炉をモデルとした体系を作成し、放射化された炉内構造物や生体遮蔽等のインベントリについて、モンテカルロコードPHITSを用いて行った検討結果について報告する。