2016年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 404-2. 核化学,放射化学,分析化学,アクチノイドの化学

[2F17-21] 核種分離・分析

2016年3月27日(日) 16:40 〜 18:05 F会場 (講義棟B棟 B201)

座長:浅沼 徳子(東海大)

17:10 〜 17:25

[2F19] Poly(NIPAAm)を骨格とするクラウンエーテル含有ポリマーの合成と評価

*佐賀 要1、塚原 剛彦1 (1.東京工業大学 原子炉工学研究所)

キーワード:分離、機能性ポリマー、クラウンエーテル

感応性ポリマーであるPoly(NIPAAm)は、温度変化により親水・疎水性を変化させることができる。
これまでの研究から、金属イオンを含む水溶液に、このPoly(NIPAAm)と配位子とを混ぜた後、温度を変化させるだけで、
標的金属イオンをポリマーゲルとして吸着回収できることを見出してきた。有機溶媒や樹脂を利用せず、水系で操作可能な新しい分離手法である。本研究では、CsやSrイオンの分離を目指し、Poly(NIPAAm)を骨格とするクラウンエーテル含有コポリマーを合成すると共に、硝酸・塩酸溶液中におけるコポリマーの特性を明らかにした。