2016年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1. 放射性廃棄物処理

[2I10-14] 福島事故廃棄物処理技術2

2016年3月27日(日) 14:45 〜 16:05 I会場 (講義棟B棟 B200)

座長:宮本 泰明(JAEA)

15:45 〜 16:00

[2I14] 福島原発事故で発生した廃棄物の合理的な処理・処分システム構築に向けた基盤研究

(54) Cs吸着ゼオライトのガラス固化条件に関する研究(その5)

*稲垣 八穂広1、出光 一哉1、有馬 立身1 (1.九州大学)

キーワード:ゼオライト廃棄物、セシウム、溶融ガラス固化、廃棄物処理、マイクロチャネル流水溶解試験

福島第一原発事故の汚染水処理で発生したCs吸着ゼオライト廃棄物を安定化処理する方法の一つとして、溶融ガラス固化を検討している。溶融ガラス固化では、溶融温度/時間やガラス融剤の種類/量等の処理条件が固化体の減容性、Cs固定化率、熱伝導、機械的特性、化学的耐久性等の諸特性に影響する。本研究では、処理条件と固化体の諸特性との関係を定性的、定量的に評価する事を目的とし、諸特性の測定に必要な大きさの固化体試料(40mm x 10mm x 5mm 以上)を作成するとともに、固化体の割れや気泡残留を抑制するための処理条件について検討した。