2016年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 201-1. 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[2J01-03] 中性子核データ測定

2016年3月27日(日) 11:10 〜 12:00 J会場 (講義棟C棟 C102)

座長:渡辺 幸信(九大)

11:25 〜 11:40

[2J02] 235U中性子核分裂における即発高エネルギーガンマ線スペクトルの測定

*牧井 宏之1、西尾 勝久1、廣瀬 健太郎1、Orlandi Riccardo1、小川 達彦1、Soldner Torsten2、Hambsch Franz-Josef3、Frost Robert4、Tsekhanovich Igor5、Petrache Costel6 (1.日本原子力開発機構、2.ラウエ・ランジュバン研究所、3.標準物質計測研究所、4.マンチェスター大学、5.ボルドー・グラディニャン原子力研究所、6.オルセー原子核研究所)

キーワード:中性子核分裂、ウラン235、即発ガンマ線スペクトル、ラウエ・ランジュバン研究所

福島第一発電所における廃止措置ではデブリとなった核燃料の取出しが計画されているが、体系が未臨界であることを保証しながら作業を進める必要がある。環境からの強いバックグラウンドγ線下で核分裂事象の頻度を観測するため、我々は高エネルギーγ線に感度を有する未臨界監視検出器を提案している。この未臨界監視検出器開発の基礎データとなる235U(n,f)反応に伴い発生する高エネルギーγ線スペクトル(エネルギー7MeV以上の領域)の測定を仏国ラウエ・ランジュバン研究所(ILL)にある高中性子束炉(HFR)からの大強度冷中性子ビームを用いて行った。発表では測定で得られた結果について報告する。