14:45 〜 15:00
[2J04] NewSUBARUレーザー電子光を用いたnatC(g,xn)中性子エネルギースペクトル測定
キーワード:NewSUBARU、レーザー電子光、光核反応、中性子、エネルギースペクトル、TOF法
数MeVから数十MeVの電子加速器の遮蔽設計において、ガンマ線入射による中性子生成量にかかるデータは重要である。中性子生成断面積については、実験値が得られており、核データも整備されているが、放出中性子のエネルギーと角度微分断面積の実験値はほとんど無く、モデル計算に依存している。そこで、本研究では、光核反応による中性子生成二重微分断面積を測定することを目的とした。本研究では、これまでNewSUBARU、BL01において数十MeV領域のレーザー電子光の強度測定とモニター方法、EGS5コードを用いた実験幾何形状の最適化とビーム単色性の評価、中性子エネルギースペクトルの予備的な測定を行ってきた。本発表では、23 MeVガンマ線入射によるグラファイトからの生成中性子スペクトルを水平方向60、90度、鉛直方向90度で測定した結果を示す。