2016年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核融合工学 » 501-5. 核融合中性子工学

[2L01-03] 中性子計測・遮蔽

2016年3月27日(日) 10:20 〜 11:10 L会場 (講義棟C棟 C105)

座長:大矢 恭久(静岡大)

10:35 〜 10:50

[2L02] 核融合炉中性子遮蔽における水素化物材料の使用検討

*田中 照也1、牟田 浩明2、菱沼 良光1、吉野 正人3、室賀 健夫1、相良 明男1 (1.核融合研、2.大阪大院・工、3.名古屋院・工)

キーワード:中性子遮蔽体、水素化物、水素放出、中性子工学

水素化ジルコニウム、水素化チタン等の水素化物材料は高い中性子遮蔽能力を示すことから、複数の核融合炉・中性子工学設計研究において遮蔽材としての適用が検討されている。本研究では、大型遮蔽体コンポーネント製作に適していると考えられる粉末プレスによる高密度遮蔽体製作の試み、及び、熱伝導、材料強度等の遮蔽体設計に必要となる特性評価を進めている。また、特に、冷却能力喪失事故時に温度が上昇した際の水素放出挙動の把握が安全の観点から重要となるため、各種雰囲気中における水素脱離挙動を調べている。これら特性評価の結果と、中性子輸送計算に基づく遮蔽材の配置最適化結果に基づき、炉内・炉外における使用形態、使用条件の検討について発表を行う。