[2M06-09] Ion beam, ion source

[2M06] Temporal evolution measurement of electromagnetically-driven
plasmas for development of an atomic hydrogen target with high dissociation degree

＊satoshi niida¹, Tomohiro Yokozuka¹, Kotaro Kondo¹, Yoshiyuki Oguri¹ (1.Research Laboratory of Nuclear Reactors, Tokyo Tech)

Keywords:Inertial confinement fusion, Plasma, Heavy ion beam, Electromagnetically-driven shock wave

重イオン慣性核融合において、重イオンビーム照射後の標的の温度・密度を高い精度で予測するためには、重イオンビームが標的物質に与えるエネルギーの詳細なデータが必要となる。固体、液体、気体、完全電離プラズマ状態に対しては阻止能の実験データは存在する。一方、分子が原子に解離した状態の阻止能について理論的予測はあるもののデータが存在しない。本研究では解離した水素ガスすなわち原子状水素の阻止能を測定することを目標に、電磁駆動同軸型衝撃波管を用いた解離水素標的の開発を行っている。衝撃波の駆動源である電磁駆動プラズマの時間発展をストリークカメラで観測し、速度を計測した。プラズマの電磁加速に寄与する中心電極の長さと極性、初期水素ガス圧を変えて実験を行った。本講演では、それぞれの条件下の実験結果から高い解離度を有する水素原子標的生成のための適切な条件について議論する。