[2M10-16] Radiation imaging

[2M11] Energy Spectrum from ⁹Be(α,nγ)¹²C Reaction for Development of the Gamma-ray Camera

＊Takumi Utsumiya¹, Ryota Sumi¹, Hiroaki Nishimura¹, Akira Taniike¹, Kenta Doi², Masaki Nishiura³, Masashi Kisaki⁴ (1.Kobe Univ., 2.Doshisha Univ., 3.Tokyo Univ., 4.National Institute for Fusion Science)

Keywords:Alpha particles loss, Gamma ray, Doppler effect, Tandem electrostatic accelerator

核融合プラズマ維持に関する問題の一つに，閉じ込めアルファ粒子の損失があげられる．我々はこの損失アルファ粒子の情報を得るための高エネルギーガンマ線カメラ開発を行っている．その原理は，アルファ粒子と第一壁内ベリリウムとの核反応によって発生するガンマ線を利用するものである．発生ガンマ線は生成核が停止する前に放出されるので，損失アルファ粒子のエネルギーおよび第一壁への入射角に対応してドップラー効果を受ける．このことから，損失粒子の情報を得るためにガンマ線スペクトルに対するドップラー効果の影響について調べることは重要である．
本研究では，本学1.7MVタンデム静電加速器を用いて⁹Be(α,nγ)¹²C反応で発生したガンマ線エネルギースペクトルを測定し，角度依存性およびエネルギー依存性について調べた．また，この反応に対してシミュレーションを行い，測定データとの比較検討を行った．