[2M10-16] Radiation imaging

[2M13] A Study on Structural Analysis and Evaluation of Bridge by Mobile High Energy X-ray Source

＊Hiroaki Takeuchi¹, Yano Ryota¹, Mitsuru Uesaka¹, Yoshimitsu Seki¹, Eiko Hashimoto³, Katsuhiro Dobashi³, Joichi Kusano⁴, Seiji Ohya², Masahiro Ishida⁵, Yoshinobu Oshima⁵ (1.University of Tokyo, Nuclear Engineering and Management, 2.Hitachi Power Solutions Co.,Ltd., 3.University of Tokyo, Nuclear Engineering, 4.ACCUTHERA INC, 5.Public Works Researchi Institute)

Keywords:Accelerator application, Non-destructive inspection, X-ray

高度経済成長期に急速に普及した橋梁などの社会インフラであるが、老朽化が深刻視されており、正確な健全性評価システムの開発の需要が高まっている。そのため、我々は高エネルギーX線を用いた非破壊検査による健全性評価システムの開発を目指している。
2015年11月、新潟長野間を結ぶ妙高大橋にて行われた950keVX線源を用いた初の実橋梁に対する試験では、透過X線画像として橋梁内部のPCワイヤの劣化状況を確認できた。その結果から劣化部分による橋全体の残存耐力の減少および橋にかかるモーメントを計算した。また、より正確な検査方法を確立するために破損、劣化による構造物への影響を、詳細な3次元モデルを用いた計算により評価することによって、今後X線による非破壊検査によって検査されるべき着眼点を探っていく。
本研究では、橋梁の３次元モデルを用いた構造計算の結果および、今後の健全性評価システムの展望について発表する。