2016年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-2. 炉設計と炉型戦略,核変換技術

[2O16-20] 核変換処理1

2016年3月27日(日) 16:25 〜 17:45 O会場 (講義棟C棟 C201)

座長:高木 直行(東京都市大)

17:25 〜 17:40

[2O20] 「もんじゅ」データを活用したマイナーアクチニド核変換の研究

(11)UO2母材MAターゲット燃料を分散装荷する非均質装荷炉心

*藤村 幸治1、大木 繁夫2、竹田 敏一3 (1.日立GEニュークリア・エナジー株式会社、2.日本原子力研究開発機構、3.福井大学)

キーワード:マイナーアクチニド、核変換、ナトリウム冷却高速炉、非均質装荷、ターゲット燃料、UO2母材

核変換量と安全性に係わる反応度係数の調和を考慮したMA核変換炉心概念を開発している。前回は、MAを炉心燃料の軸方向下部に装荷する炉心概念、およびMOX母材のMAターゲット燃料を内側炉心と外側炉心領域の境界にリング状に装荷する炉心概念を報告した。引き続き本報では、UO2母材のMAターゲット燃料を炉心領域に分散装荷する非均質装荷炉心の核的な検討結果を報告する。高含有率のMA燃料を局在化できる非均質装荷法の利点を確保しつつ、減速材の利用やターゲット燃料の炉内滞在期間の最適化により、他の非均質装荷炉心と同等のMA核変換量を達成できる見通を得た。