2016年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 306-1. 原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)

[2P10-12] 外的事象のリスク1

2016年3月27日(日) 14:45 〜 15:40 P会場 (講義棟C棟 C200)

座長:高田 毅士(東大)

15:15 〜 15:30

[2P12] モンテカルロ法による津波の浸水に起因したフラジリティ評価方法

フラジリティ評価方法の提案と仮想プラントを用いた妥当性検討

*池田 正樹1、内藤 有紀1、大槻 明弘1、桐本 順広2、松山 昌史2、大鳥 靖樹2、吉田 智朗2 (1.日立GEニュークリア・エナジー、2.電力中央研究所)

キーワード:確率論的リスク評価、津波、フラジリティ評価、モンテカルロ法、原子炉隔離時冷却系

東日本大震災の大津波により、原子力発電所の津波災害に対する課題が浮き彫りになり、津波の確率論的リスク評価(PRA)手法の確立が必要となった。本研究では、日本原子力学会標準で提示されたフラジリティ評価方法に従い、津波条件の不確かさ分布を設定して、原子炉隔離時冷却系(RCIC)の津波浸水によるフラジリティをモンテカルロ法で評価する方法を提案した。そして、本評価方法を仮想のプラントに対して具体化し、計算過程で得られる様々な頻度分布の考察を行った。