2016年春の年会

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[3A01-05] 線量評価・環境安全評価

2016年3月28日(月) 09:30 〜 10:50 A会場 (講義棟B棟 B102)

座長:辻村 憲雄(JAEA)

10:30 〜 10:45

[3A05] 様々な体格を持つ成人日本人ファントムを用いた臓器線量評価

*佐藤 薫1、高橋 史明1 (1.原子力機構)

キーワード:成人日本人、臓器線量、体格依存、ボクセルファントム

ICRP Publ.103によると、標準コーカサス人の体格を持つICRPレファレンスファントムを用いて評価された線量諸量を放射線防護分野において利用する。一方、放射線事故や医療被ばく等の様に、個人の遡及的な被ばく線量及びリスクの評価が必要となるケースでは、体格特性等を含む個々の被ばく条件を可能な限り再現した評価を行う必要がある。一般的に、成人日本人はコーカシアンよりも小柄である。そこで、発表者らは日本人の線量評価特性を明らかにするため、平均的体格特性を有するファントムを構築し、線量解析に用いてきた。さらに、今回、成人日本人の体格変動を考慮した線量解析を行うため、統計データに応じた様々な体格のファントムを新たに構築した。本発表では、構築した様々な体格のファントムの臓器線量特性について報告する。加えて、理想と異なる条件での被ばくによる臓器線量評価についても実施する。