2016 Annual Meeting

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Oral Presentation

I. General Issues » -

[3B14-15] Proposal against Nuclear Disaster

Mon. Mar 28, 2016 3:55 PM - 4:30 PM Room B (Lecture Rooms B B101)

Chair: Masafumi Akiyoshi (OPU)

4:10 PM - 4:25 PM

[3B15] Proposal of Utilization of Training Ships in Nuclear Disaster

*Keiji Oda1 (1.Graduate School of Maritime Sciences, Kobe University)

Keywords:Nuclear disaster, Utilization of ships, Emergency radiation monitoring

現在の原子力対策指針では、災害発生直後の対応のひとつてである緊急時放射線モニタリング(ERM)については、陸上に設置されたモニタリングポスト及びモニタリング車による放射線測定が中心となっているが、阪神・淡路大震災や東日本大震災のように道路網も大きな損傷を受けてしまうような大規模自然災害の直後においては、もうひとつの経路、即ち「海の道」からのアプローチが有効である。
そこで、被害を受けなかった地域から船舶を派遣し、これに放射線測定器や防護装備等を搭載するとともに、相当数の原子力・放射線の専門家が乗り込むことによって海上の前線基地としての機能を持たせた「ERMバックアップシステム」を提案する。講演においては、このシステムの確立に必要な課題を整理するとともに、これらの課題に対する検討結果の一例を紹介する。