16:10 〜 16:25
[3B15] 原子力災害時における船舶活用の提案
キーワード:原子力災害、船舶の活用、緊急時放射線モニタリング
現在の原子力対策指針では、災害発生直後の対応のひとつてである緊急時放射線モニタリング(ERM)については、陸上に設置されたモニタリングポスト及びモニタリング車による放射線測定が中心となっているが、阪神・淡路大震災や東日本大震災のように道路網も大きな損傷を受けてしまうような大規模自然災害の直後においては、もうひとつの経路、即ち「海の道」からのアプローチが有効である。
そこで、被害を受けなかった地域から船舶を派遣し、これに放射線測定器や防護装備等を搭載するとともに、相当数の原子力・放射線の専門家が乗り込むことによって海上の前線基地としての機能を持たせた「ERMバックアップシステム」を提案する。講演においては、このシステムの確立に必要な課題を整理するとともに、これらの課題に対する検討結果の一例を紹介する。
そこで、被害を受けなかった地域から船舶を派遣し、これに放射線測定器や防護装備等を搭載するとともに、相当数の原子力・放射線の専門家が乗り込むことによって海上の前線基地としての機能を持たせた「ERMバックアップシステム」を提案する。講演においては、このシステムの確立に必要な課題を整理するとともに、これらの課題に対する検討結果の一例を紹介する。