[3F01-06] 放射性核種の分離

[3F01] ADSによる核変換サイクルの確立を目指したMA分離プロセスの開発

(6)TDdDGA抽出剤によるMA・RE一括回収プロセスの開発－プロセス条件の確定

＊松村 達郎¹、鈴木 英哉¹、津幡 靖宏¹、柴田 光敦¹、黒澤 達也¹、川崎 倫弘¹、佐川 浩¹ (1.日本原子力研究開発機構)

キーワード：MA・RE一括回収、溶媒抽出、群分離、分離変換技術、マイナーアクチノイド、アメリシウム、TDdDGA、フローシート試験

加速器駆動システム：ADSによる分離変換技術の開発を目的として、高レベル放射性廃液(HLW)中から3価のマイナーアクチノイド(MA(III))を分離するための新規プロセスの研究開発を行っている。分離プロセスの最初の過程である高レベル廃液からMAを高い除染係数で回収するMA・RE一括回収プロセスについて、TDdDGA抽出剤と高級アルコールをドデカンに溶解した有機相によってプロセス中の沈殿発生を抑制しつつAmを検出限界以下まで安定に除去可能なプロセス条件を確立した。