2016年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 203-5. 医療用原子炉・加速器

[3M07-12] 医療応用

2016年3月28日(月) 14:45 〜 16:25 M会場 (講義棟C棟 C106)

座長:豊川 弘之(産総研)

15:00 〜 15:15

[3M08] 電子線形加速器を利用した医療用核種製造システムの検討

(2)Mo-99/Tc-99m製造・分離精製

*蓼沼 克嘉1、鈴木 祐未1、津口 明1、田仲 睦1、大槻 勤2、関本 俊2、森川 康昌3、山本 朝樹3 (1.化研、2.京都大学、3.富士フイルムRIファーマ)

キーワード:中性子照射、電子線形加速器、三酸化モリブデン、モリブデン99、テクネチウム99m、低比放射能、テクネチウムマスターミルカー、テクネチウムジェネレータ

99Mo-99mTcの国産化では、ウラン核分裂法の適用は困難なため、モリブデン化合物(MoO3)の原子炉照射や加速器照射によって生成する比放射能の低い99Moが着目されている。本発表ではこれらを原料とした従来品と同等品質の薬事承認が得易い99mTc製剤原料と99mTcジェネレータカラムの製造法を国産技術として提案する。本法は、世界的に偏在している99Mo製造を改め、99Mo-99mTcの分散型製造を可能とするものである。