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[3M09] 電子線形加速器を利用した医療用核種製造システムの検討
(3)Lu-177製造量評価
キーワード:SPECT、医療用放射性核種、ルテチウム177、ハフニウム178、電子線形加速器、製造システム
電子線形加速器を用いたMo-99製造システムの原料部分をHfとすることで、治療用として欧米で適用が進んでいるLu-177の製造を検討した。モンテカルロ輸送計算コードPHITS により導出した制動放射線分布と、Lu-177製造基礎実験との比較により評価した反応断面積を用いてLu-177製造量を評価し、以下の結果を得た。(1) Lu-177製造量は、20MeVから35MeVまでは電子ビームエネルギの増加に従って増加割合が増えるが、35MeV以上では増加の割合が一定になる。(2)加速エネルギ35MeV、ビーム電流値1000μAにおいて、48.6時間の照射で1回治療分の製造が可能である。