[BC0203] (3)技術士として目指すもの、今後10年に向けて
JCO臨界事故を含む多くの科学技術関連の不祥事を踏まえ、平成12年の法改正で、技術士は、高い職業倫理をもって社会のニーズに対応できる自律した技術者として再定義された。原子力・放射線部門も設置され、本会は資格取得を奨励してきた。今、東電福島第一事故(以下、福一事故)の反省に立てば、技術士の意義は改めて認識されるべきであり、より活用されるべきである。実際、福一事故後、多くの技術士が個人の資格で活動した。試験合格者にも「真に信頼できる技術者」を志向する人が増加している。本セッションは技術士会 原子力・放射線部会との共催とし、技術士資格の意義、その活動実績と現状、今後の展開方針について述べ、社会と対話する場としたい。