2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-3 原子力施設の廃止措置技術

[1D09-16] 除染・解体技術

2017年9月13日(水) 14:45 〜 16:50 D会場 (B3棟 B31講義室)

座長:堀内 伸剛 (三菱マテリアル)

16:15 〜 16:30

[1D15] 「ふげん」炉心隔離に係る高線量率エリアでの配管切断方法の検討と実証

*瀧谷 啓晃1、松嶌 聡1、石山 正弘1、奥澤 和宏1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:廃止措置、切断工法、被ばく

原子炉廃止措置研究開発センター「ふげん」では、炉心解体に向けた他系統からの炉心の隔離及び原子炉構造材からの試料採取のための環境整備を目的として、平成27年度からカランドリアタンクに接続する配管を切断・閉止してきた。本作業における対象配管の一部は、系内に水蒸気状のトリチウムを内包し、かつ、高線量率エリア(数mSv/h)に設置されている。そのため、作業員の被ばくを最小限に抑えつつ、作業性を確保した切断方法について検討し、本作業に適用可能な切断方法の中でポータブルパイプ開先加工機を用いた切断方法が最適であると考え、当装置を用いた当該配管の切断を実施した。この結果、本作業に適用可能なその他切断方法と比較して、トリチウムによる内部被ばくのリスク低減、外部被ばくの低減等の観点から、有効な切断方法であることが確認された。