2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[1E18-20] CCFL

2017年9月13日(水) 17:25 〜 18:15 E会場 (B3棟 B32講義室)

座長:野崎 謙一朗 (東電HD)

17:40 〜 17:55

[1E19] 鉛直管下端での気液対向流制限

(2)界面摩擦係数の測定

*合田 頼人1、森 勝也1、林 公祐1、細川 茂雄1、冨山 明男1 (1. 神戸大学)

キーワード:蒸気発生器、伝熱管、気液対向流制限、一領域計算、界面摩擦相関式

加圧水型原子炉の仮想事故時における炉心冷却手段であるリフラックス冷却では,蒸気発生器伝熱管内下端部で気液対向流制限の発生が想定される.環状流モデルに基づく気液対向流の一領域計算には界面摩擦係数相関式が必要であるが,対向流条件での界面摩擦相関式に関する知見が不足している.そこで本研究では,界面摩擦係数の実験的評価を目的として,空気-水系の気液二相対向流実験を行い,管内差圧およびボイド率から界面摩擦係数を算出した.そして,既存の相関式の適用性を検証した.その結果,本実験で得られた界面摩擦係数は既存の相関式では整理できず,適切な実験相関式の導出が不可欠であることを確認した.