2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 307-1 計算科学技術

[1G13-16] 事故解析

2017年9月13日(水) 15:50 〜 16:55 G会場 (C棟 C213講義室)

座長:伊藤 啓 (京大)

16:20 〜 16:35

[1G15] 固気混相流体系における臨界シミュレーション

*高畑 和弥1、酒井 幹夫1、山口 彰1、Dimitrios Pavldis2、Christopher Pain2 (1. 東京大学大学院、2. Imperial College London)

キーワード:臨界、固気混相流、DEM-CFD法、MCNP

シビアアクシデントマネジメントおよび廃炉において、炉内状況の分析が重要であるとともに、安全性の担保には臨界の可能性を評価することが必要となる。臨界の管理のために核分裂生成物のモニタリングが行われているが、デブリの取り出し過程における臨界管理を安全にかつ効率的に行うためには、数値シミュレーション技術の導入が有効である。本研究では、固気混相流シミュレーションの計算結果に対してMCNPを用いた臨界計算を行う。この手法を用いることにより、炉内状況を詳細に把握するとともに、臨界の可能性評価を同時に行うことが可能となるため、既存の手法と比較して大幅に安全性を確保することができる。