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[1H01] 東海再処理施設における低放射性廃液の処理技術開発
(16)セメント固化体からの水素生成に係る検討
キーワード:セメント固化体、水素生成、低放射性廃液
東海・再処理施設の低放射性廃棄物処理技術開発施設(LWTF) では、3種類の廃液(スラリ廃液、リン酸塩廃液、炭酸塩廃液)をセメント固化し廃棄体とすることを計画しており、セメント固化体からの水素生成について検討するため、模擬のセメント固化試料を用いたガンマ線照射試験を行い、固化体の水素生成G値を測定した。
その結果、スラリ固化体のG値は、約0.03、炭酸塩固化体0.02~0.14、リン酸塩固化体0.21~0.37 (n/100eV)であり、リン酸塩固化体のG値が最も高く、セメント固化体のG値は固化する廃液成分及び含有率により大きく異なってくることが分かった。
その結果、スラリ固化体のG値は、約0.03、炭酸塩固化体0.02~0.14、リン酸塩固化体0.21~0.37 (n/100eV)であり、リン酸塩固化体のG値が最も高く、セメント固化体のG値は固化する廃液成分及び含有率により大きく異なってくることが分かった。