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[1I06] 純ジルコニウム中の炭素拡散係数測定
キーワード:ジルコニウム、炭素、拡散係数、グロー放電発光分析
ジルコニウム合金は、水素、炭素や窒素、酸素を格子間に溶解することが知られている。ジルコニウム合金中に含まれる極微量の窒素や酸素などが中性子照射されると、ジルコニウム中に放射性炭素14が生成する。この炭素14がジルコニウム合金中でどのように分布しているのかを明らかにするには、炭素、水素、および酸素との相互の関係を解明する必要がある。しかし、純ジルコニウム中の炭素の拡散係数データは極めて少なく、Agarwala(1975)らを初めとする数件しか報告例がないのが現状である。本研究では、純ジルコニウム中に炭素を導入したあと、グロー放電発光分析により炭素深さ分布を測定することにより、1073~1273 Kにおける純ジルコニウム中の炭素拡散係数を決定した。