2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 402-1 炉材料とその照射挙動

[1I09-14] 原子炉圧力容器

2017年9月13日(水) 14:45 〜 16:25 I会場 (C棟 C310講義室)

座長:外山 健 (東北大)

15:15 〜 15:30

[1I11] 原子炉圧力容器に対する確率論的破壊力学の適用性向上

(3)確率論的破壊力学解析コードPASCALの検証のためのベンチマーク解析

*眞崎 浩一1、宇野 隼平2、勝山 仁哉1、李 銀生1 (1. 原子力機構、2. みずほ情報総研(株))

キーワード:確率論的破壊力学、原子炉圧力容器、PASCAL

国内において確率論的破壊力学 (PFM) の適用を図るためには、PFM解析コードの検証が不可欠である。著者らはその一環として、原子力機構が整備を進めている原子炉圧力容器 (RPV) に対するPFM解析コードPASCALを対象に、PASCALに導入した機能の詳細な検証を行うとともに、米国のPFM解析コードFAVORとの比較計算を実施している。本報では、PASCALに新たに導入した機能やその検証の例を概説するとともに、FAVORとのベンチマーク解析により、PASCALにより算出されるRPVの破損頻度はFAVORによるそれと同等であることを示した結果について発表する。