2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[1J09-12] ガス炉

2017年9月13日(水) 15:55 〜 17:05 J会場 (C棟 C309講義室)

座長:本田 真樹 (原燃工)

16:40 〜 16:55

[1J12] プルトニウム燃焼高温ガス炉を実現するセキュリティ強化型安全燃料開発

(21)ZrC層被覆試験と特性評価

*植田 祥平1、相原 純1、橘 幸男1、國富 一彦1、岡本 孝司2 (1. 原子力機構、2. 東京大学)

キーワード:被覆燃料粒子、炭化ジルコニウム、化学蒸着、被覆試験、特性評価

プルトニウム燃焼高温ガス炉のためのセキュリティ強化型安全燃料を高燃焼度化するため、遊離酸素ゲッターの特性を有する炭化ジルコニウム(ZrC)を不活性母材燃料核へ直接被覆する。平成28年度は直径0.7mmのYSZ(イットリア安定化ジルコニア)模擬燃料核への厚さ約21μmのZrC層被覆に成功し、定比ZrCの化学蒸着条件の再現性を確認するとともに、化学蒸着条件との関係からZrC層被覆層の成長速度を得た。また、透過型電子顕微鏡によるZrCとYSZ境界面の材料特性を評価した。さらに、ZrC被覆試験装置を改造して、従来よりも小径の粒子へのZrC層被覆を可能にした。