2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-1 放射線挙動,遮蔽工学

[1K01-07] 実験,検出器,放射能インベントリ評価

2017年9月13日(水) 10:00 〜 11:55 K会場 (N棟 N301講義室)

座長:谷口 雅弘 (大成建設)

11:30 〜 11:45

[1K07] 福島第一原子力発電所構内における線量分布測定と線量低減について

*岩永 宏平1、平山 英夫1,2、近藤 健次郎1,2、鈴木 征四郎1 (1. 原子力規制員会原子力規制庁、2. 高エネルギー加速器研究開発機構)

キーワード:線量測定、線量低減、スカイシャイン

原子力規制庁では、福島第一原子力発電所構内の原子炉建屋周辺や汚染水保管タンクエリア、敷地境界など、構内全体にわたる線量分布の測定を継続的に実施してきた。その線量分布測定結果を分析すると、表層からの直接線による線量と比較的深い部分からの散乱線による線量の関係から比較的簡易な遮蔽で、大きな線量低減効果が得られることを確認した。また、原子炉建屋等、比較的線量が高い場の近傍におけるスカイシャイン線の影響と効果的な線量低減が可能なことを確認したので報告する。