2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-1 放射線挙動,遮蔽工学

[1K15-20] 遮蔽材料

2017年9月13日(水) 16:40 〜 18:15 K会場 (N棟 N301講義室)

座長:波戸 芳仁 (KEK)

17:55 〜 18:10

[1K20] タングステン粒子を用いた放射線遮蔽シート素材の評価

*井野 博貴1、佐倉 俊治2、田口 光正3、蛯名 武雄5、川合 將義6、岩宮 陽子4、砂川 武義1 (1. 福井工業大学、2. ニュークリアテクノロジー、3. 量子科学技術研究開発機構、4. 超越化研、5. 産業技術総合研究所、6. 高エネルギー加速器研究機構)

キーワード:放射線遮蔽、散乱線、放射線計測

原子力プラントの廃炉における被曝線量低下技術の開発を目的に、ポリエステル基布にタングステンの粉末を塗布した構造の遮蔽シートの開発した。本遮蔽シートの遮蔽効果を評価するために、量子科学技術研究開発機構高崎応用研究所Co-60γ線照射施設において測定を行った。測定は、低エネルギーであり高線量率の散乱線について着目し、個人線量計で実効線量を読み取り本遮蔽シートの有無や使用枚数による実効線量の比較を行った。これらの結果を基に、放射線に対する本遮蔽シートの遮蔽効果の評価を行った。