2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1L05-09] 不確かさ評価2

2017年9月13日(水) 15:50 〜 17:10 L会場 (N棟 N302講義室)

座長:遠藤 知弘 (名大)

16:05 〜 16:20

[1L06] 確率テーブル作成方法の違いが解析結果に与える影響評価

*多田 健一1 (1. 原子力機構)

キーワード:FRENDY、NJOY、確率テーブル、PURR、Single Level Breit-Wigner、カイ二乗分布

JAEAでは、2013年度より国産核データ処理システムFRENDYの開発を進めており、昨年度までにMCNP用の断面積ライブラリであるACEファイル作成に必要な断面積再構成、ドップラー拡がりの処理、熱中性子散乱則の処理、非分離共鳴領域の確率テーブルの作成、ガス生成断面積の作成及びACEファイルの作成の各機能を実装してきた。FRENDYの開発では、世界中で広く利用されているNJOYと同じ核データ処理方法を採用しているが、開発中に判明したNJOY の処理方法の問題点を改善したFRENDY独自の処理方法の実装も進めている。今般、FRENDY単体でACE ファイル作成が可能になったため、NJOYの問題点が積分実験解析に与える影響について評価を進めている。本発表では、NJOYとFRENDYの確率テーブル作成方法の違いが解析結果に与える影響について報告する。