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[1M08] LLFP安定核種化・短寿命化のための核変換法の開発
(8)ImPACT Projectにおける安定Se同位体の中性子捕獲断面積測定
キーワード:ImPACT、中性子捕獲断面積、ANNRI、セレン、TOF法
ImPACT プロジェクトの分担研究の中で、 J-PARC/MLF の ANNRI 装置を用いて、熱領域から 1.5keV までの中性子エネルギー領域における安定Se同位体 (74,76,77,78,80,82Se) の中性子捕獲断面積を飛行時間 (TOF) 法で系統的に測定した。 J-PARC の物質・生命科学実験施設の大強度中性子を利用して、高レベル放射性廃棄物に含まれる長寿命核分裂生成核種 (LLFP) のうち、 79Se(半減期33万年) の中性子捕獲反応断面積を測定する計画を検討している。79Seの測定試料には化学的に分離できないSe同位体が不純物として混在することが予想される。79Seの断面積データを精度良く測定するためには、安定Se同位体の寄与を差し引くために、安定Se同位体の断面積データを精度良く整備しておく必要がある。本発表では、安定Se同位体のうち主に78Seについて得られた結果を発表する。