2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[1M14-16] LLFPの核変換4

2017年9月13日(水) 16:00 〜 16:45 M会場 (N棟 N304講義室)

座長:合川 正幸 (北大)

16:00 〜 16:15

[1M14] LLFP安定核種化・短寿命化のための核変換法の開発

(14)微視的理論を用いた断面積計算

*中務 孝1、鷲山 広平1、江幡 修一郎2、緒方 一介3、蓑茂 工将3 (1. 筑波大学、2. 北海道大学、3. 大阪大学)

キーワード:ImPACT、密度汎関数理論、微視的核反応模型、集団模型

LLFPの性質は実験データも少なく、まだ未解明な部分が多い。ImPACTでは、理研のRIBFを用いた実験により、これらのデータを取得することを目指しているが、限られたエネルギーでのデータ点からその全貌を明らかにするためには、理論的研究が不可欠である。我々は、原子核密度汎関数理論に基づいた核構造の微視的研究の結果を用いて、微視的核反応模型を構築し、核反応断面積の計算を実行する。核構造と核反応を統合し、LLFPの未解明な性質を解明することが、本研究の目的である。また、その成果をPHITS計算に利用し、その精度向上に寄与する。本講演では、これまでに得られた結果を報告する。