2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[1M17-22] 中性子捕獲断面積,光核反応

2017年9月13日(水) 16:45 〜 18:15 M会場 (N棟 N304講義室)

座長:国枝 賢 (JAEA)

17:00 〜 17:15

[1M18] 異なるCl同位体組成のNaCl試料を用いた35Clの中性子捕獲断面積導出

*原 かおる1、藤井 伸弥1、加美山 隆1、成田 祐樹1、佐藤 博隆1、片渕 竜也2、岩本 信之3、中村 詔司3、藤 暢輔3 (1. 北海道大学、2. 東京工業大学、3. 原子力機構)

キーワード:塩素35、中性子捕獲断面積、中性子核反応測定装置、塩素36

原子力や加速器分野において、長寿命放射性核種36Cl(半減期30万年)の生成に係る安定核種35Clの中性子捕獲断面積は、有用な核データである。J-PARC MLFのANNRIに設置されたNaI(Tl)検出器を利用して中性子捕獲反応測定を行った。Clの同位体組成が異なる3種類のNaCl試料を用いて測定したデータを解析することにより、35Clの中性子捕獲断面積を0.02 eVから1 keVのエネルギー範囲で導出した。