18:00 〜 18:15
[1M22] LCS-γ線を用いた新しい放射線治療計画の検討
キーワード:光核反応、LCSガンマ線、放射線治療計画
放射線治療に用いられる光子線は、外照射の場合はリニアックによる制動放射線、密封小線源治療ではIr-192やCo-60等が利用される。制動放射線については、最大エネルギー20MeV程度まで利用可能であるが、幅広いエネルギー分布特性のために、必要とする高エネルギー成分は少なく、低エネルギー成分が多い。一方で、小線源の場合は形状、形成方法、半減期等の物理的な特性上、臨床に適用できる核種のガンマ線のエネルギーは、keV-MeV領域のために腫瘍近くに放射性同位元素を配置する必要がある。
本講演では、x線治療における効率的なエネルギー帯を検証するために、エネルギー可変、準単色γ線であるLCS-γ線を用いた場合の放射線治療計画をモンテカルロ法で評価し、また、必要となる核データの検討を行う。
本講演では、x線治療における効率的なエネルギー帯を検証するために、エネルギー可変、準単色γ線であるLCS-γ線を用いた場合の放射線治療計画をモンテカルロ法で評価し、また、必要となる核データの検討を行う。