[1N01-06] Engineering and Design for Nuclear Fusion (Plasma Engineering, Irradiation Behavior of Material)

[1N02] Linear MHD Simulation Based on a Real Coordinate System Satisfying the Solenoidal Condition of the Magnetic Field

*Wataru Takado¹, Yutaka Matsumoto¹, Kiyomasa Watanabe², Satoshi Tomioka¹, Shun-ichi Oikawa¹ (1. Hokkaido Univ., 2. NIFS)

Keywords:Solenoidal condition of magnetic field, MHD instability

大型ヘリカル装置の実座標線形MHDシミュレーションでは、磁場のソレノイダル条件が考慮されていないことが多い。そこで、磁場のソレノイダル条件を満たすためにベクトルポテンシャルを線形MHDシミュレーションコードに導入し、大型ヘリカル装置の平衡状態のプラズマに摂動を加えた場合の時間発展計算を行った。ベクトルポテンシャルを導入した場合と導入していない場合の計算結果を比較し、磁場のソレノイダル条件の破綻の影響について調べた。両者の計算結果に大きな違いはないが、比較的短波長の不安定性モードに違いが確認された。この原因の1つに、本研究で使用したシミュレーションコードに用いたスムージング法がソレノイダル条件を考慮していないことが挙げられる。ベクトルポテンシャルを導入したコードは、今後の研究においてソレノイダル条件の破綻の影響を調べる上で有用と考えられる。