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[1P04] 高濃度放射性セシウム含有微粒子(Cesium-rich microparticle, CsMP)の本質的解明に基づく炉内の情報と環境影響
(4)福島表層土壌における高濃度放射性セシウム含有微粒子の放射能寄与率定量法開発
キーワード:福島第一原子力発電所、放射性セシウム含有微粒子、オートラジオグラフィー
近年、福島原発由来の高濃度放射性Cs含有微粒子(CsMP)が大気中、土壌中から検出されており、その環境放射能への寄与を正確に定量化することが求められている。本研究では、土壌中における全Cs放射能に対するCsMPの放射能寄与率定量法を開発し、福島県の表層土壌に適用した。その結果、表層土壌中におけるCsMPの放射能寄与率は20-40%と算出された。よって、CsMPからの放射能は無視できず、その環境動態を把握する必要がある。