2017年秋の大会

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VI. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1P01-04] 環境安全評価

2017年9月13日(水) 10:00 〜 11:05 P会場 (フロンティア応用科学研究棟 セミナー室2)

座長:町田 昌彦 (JAEA)

10:45 〜 11:00

[1P04] 高濃度放射性セシウム含有微粒子(Cesium-rich microparticle, CsMP)の本質的解明に基づく炉内の情報と環境影響

(4)福島表層土壌における高濃度放射性セシウム含有微粒子の放射能寄与率定量法開発

*池原 遼平1、古木 元気1、末武 瑞樹1、山崎 信哉2、難波 謙二3、大貫 敏彦4、Bernd Grambow5、Gareth Law6、Ewing Rodney7、宇都宮 聡1 (1. 九州大学、2. 筑波大学、3. 福島大学、4. 東京工業大学、5. ナント大学、6. マンチェスター大学、7. スタンフォード大学)

キーワード:福島第一原子力発電所、放射性セシウム含有微粒子、オートラジオグラフィー

近年、福島原発由来の高濃度放射性Cs含有微粒子(CsMP)が大気中、土壌中から検出されており、その環境放射能への寄与を正確に定量化することが求められている。本研究では、土壌中における全Cs放射能に対するCsMPの放射能寄与率定量法を開発し、福島県の表層土壌に適用した。その結果、表層土壌中におけるCsMPの放射能寄与率は20-40%と算出された。よって、CsMPからの放射能は無視できず、その環境動態を把握する必要がある。