2017年秋の大会

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VI. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1P05-07] 医学・生物学への応用

2017年9月13日(水) 11:05 〜 12:00 P会場 (フロンティア応用科学研究棟 セミナー室2)

座長:宇都宮 聡 (九大)

11:35 〜 11:50

[1P07] ミクロンRIイメージングシステムのピンホールコリメータ径微細化による植物中の鉄動態観察の高分解能化

*谷口 弘樹1、實重 雄磨1、藤原 充啓1、寺川 貴樹1、石井 慶造1 (1. 東北大)

キーワード:RIイメージング、動態観察、食料問題

現在、食料問題解決の糸口のため植物内での金属元素の代謝機構を解明することが期待されている。我々はこれまでピンホールコリメータ技術を用いたRIイメージングシステムを開発し、植物中の鉄トレーサ分布を動態観察することに成功した。しかし、細胞の大きさ数~200 µmに比して同システムの分解能は約2000 µmとはるかに大きく、細胞レベルで観察できないことが課題の一つであった。そこで本稿では、分解能の向上を目的として、(1)コリメータ径の微細化による分解能の改善、(2)比放射能向上溶液を用いることにより、径縮小による感度低下抑制を行った。これらの効果を検証した結果、システムの分解能は約200 µmとなり、鉄トレーサの集積を確認することに成功した。一方で、径縮小による被写界深度拡大のため像の重なりが生じ、分布を特定するには至らなかった。課題は残るものの、細胞レベルでの金属元素の動態観察実現が示唆される結果となった。