2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 303-3 ヒューマンマシンシステム,高度情報処理

[1P13-15] ヒューマンファクターズ

2017年9月13日(水) 16:10 〜 17:00 P会場 (フロンティア応用科学研究棟 セミナー室2)

座長:氏田 博士 (環境安全学研)

16:40 〜 16:55

[1P15] 現場組織の緊急時対応力向上を目指した福島第一原子力発電所事故分析

(3)能動的行為の解明

*大場 恭子1、吉澤 厚文2、北村 正晴3 (1. 日本原子力研究開発機構、2. 長岡技術科学大学、3. テムス研究所)

キーワード:福島第一原子力発電所、緊急時対応、レジリエンスエンジニアリング、能動的行為

レジリエンスエンジニアリングでは,良好事例からの学習を重視している。しかし,良好事例も失敗事例と同じように,なぜそのような行為を行うことができたのかといったいわゆる要因の究明や再発促進を目的に調査が行われる必要があろう。一方,マニュアル等が役立たない緊急時における判断は,いずれの選択肢もリスクを伴う中で行わなければならない “Sacrifice Judgment”であるにもかかわらずその対応を,能動的に行わなければならない。本研究は,福島第一原子力発電所の緊急時対応の中から,能動的行為を抽出し分析した。