2017年秋の大会

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VI. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1Q05-09] 線量計測1

2017年9月13日(水) 15:50 〜 17:10 Q会場 (フロンティア応用科学研究棟 レクチャーホール)

座長:佐々木 道也 (電中研)

16:50 〜 17:05

[1Q09] 福島第一原子力発電所建屋内部におけるコンプトンカメラを用いた放射線イメージング試験の実施

*佐藤 優樹1、寺阪 祐太1、谷藤 祐太1、宇佐美 博士1、冠城 雅晃1、宮村(中村) 浩子1、川端 邦明1、鳥居 建男1 (1. 原子力機構)

キーワード:福島第一原子力発電所事故、コンプトンカメラ、放射性物質可視化

東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所(以下、1F)の事故により1F建屋内外に放出された放射性物質について、詳細な除染計画の立案や作業員の被ばく線量の低減のために、飛散した放射性物質を可視化するための技術開発が求められている。日本原子力研究開発機構は放射性物質を可視化するための装置として、小型・軽量なコンプトンカメラを製作し、動作試験を進めている。今回、1F建屋内部においてコンプトンカメラを用いた放射線測定試験を実施し、建屋内部に存在したホットスポットの可視化に成功した。加えて、複数の測定点から現場環境を撮影することにより、3次元における線源分布の再構成を試みた。本発表では、測定の様子及び得られた結果について報告する。