2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[2A01-05] 除染技術・放射線分解ガス評価

2017年9月14日(木) 09:30 〜 10:45 A会場 (B1棟 B11講義室)

座長:塚田 毅志 (電中研)

10:15 〜 10:30

[2A04] 放射性廃棄物長期保管容器を対象にした水素濃度低減のための基礎研究

(1)実験計画

*鈴木 陽太1、田中 優生1、Nguyen H. Hiep1、高瀬 学1、平木 義久1、高瀬 和之1、工藤 勇2、日野 竜太郎3 (1. 長岡技術科学大学、2. アドバンエンジ、3. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:水素安全、廃棄物長期保管容器、水素再結合触媒、基礎実験計画、予備解析

原子力発電所の廃止措置においては、取り出した燃料デブリ等の放射性廃棄物を長期に亘って安全に保管することが必要である。長期保管の過程において、放射線による水分解によって水素が発生するため、保管容器の安全性を確保するためには水素濃度を常に爆発限界未満に保つことが必要である。そこで、保管容器内に設置する水素再結合触媒によって水素濃度を低減することを発案し、水素再結合触媒付き放射性廃棄物長期保管容器が有効であることを基礎実験によって確認することを計画した。現在、基礎実験として、崩壊熱模擬加熱実験や高水分濃度実験などを行うための実験装置を製作中である。本報では、これら基礎実験計画について述べる。併せて、基礎実験計画策定のために行った保管容器内における水素挙動評価のための予備解析の結果を報告する。