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[2A12] 放射性廃棄物の減容化に向けたガラス固化技術の基盤研究
(45)供給ガラス微粒化による仮焼層反応の促進
キーワード:ガラス固化、高レベル放射性廃棄物、イエローフェーズ、仮焼層
小型ガラス溶融炉を用いた連続供給試験において,供給するガラスをビーズ状ではなく微粉末にすることで,イエローフェーズ(YP)の生成が抑制できることを確認した。微粉化した場合,YPの主成分であるMoは,仮焼層中においてNa2MoO4による液相の凝集体を形成せず,アルカリ土類との固相塩を形成して分散した。この分散化によってガラスとの接触面積が増加し,Moのガラスへの溶解が促進したものと考えられる。