2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[2A11-16] ガラス固化技術2

2017年9月14日(木) 14:45 〜 16:20 A会場 (B1棟 B11講義室)

座長:深澤 哲生 (日立GE)

16:00 〜 16:15

[2A16] 放射性廃棄物の減容化に向けたガラス固化技術の基盤研究

(49)ガラス溶融炉内の白金族粒子挙動のモデル化

*藤原 寛明1、猪飼 泰史1、中野 邦彦1、上野 俊一朗1、宮坂 郁1 (1. IHI)

キーワード:ガラス溶融炉、白金族粒子、沈降挙動、CFD解析

放射性廃棄物のガラス固化処理を行うガラス溶融炉において、廃棄物に含まれるルテニウムを主とする白金族を制御することが安定した処理運転を行う上で重要となる。そこでガラス中の白金族形態とその物性値への影響および模擬物を用いた沈降試験の結果を反映して、CFD解析に組み込む白金族挙動の数値モデル化を行った。
さらに小型ガラス溶融炉を用いてガラス固化試験を行い、炉内のガラスおよび流下ガラスをサンプリングして白金族の濃度分布、流下時抜出量および形態の確認を行った。
CFDにより小型炉試験のトレース解析を行い、構築した白金族挙動の数値モデルにより、ガラス溶融炉内の白金族挙動をほぼ再現できることを確認した。今後、本成果を用いてガラス溶融炉における白金族制御の方策を検討する。