2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 306-1 原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)

[2C17-23] 福島原発事故

2017年9月14日(木) 16:25 〜 18:20 C会場 (B1棟 オープンホール)

座長:内田 俊介 (エネ総研)

16:25 〜 16:40

[2C17] 福島第一原発事故以前の津波高さに関する検討経緯と教訓

*吉田 至孝1、松岡 猛1、澤田 隆1、矢川 元基1、関村 直人1、柘植 綾夫1、成合 英樹1、白鳥 正樹1、宮野 廣1、亀田 弘行1 (1. 日本学術会議 福島第一原発事故調査に関する小委員会)

キーワード:福島第一原発事故、東北地方太平洋沖地震、津波高さ、溢水

福島第一原発事故原因については、政府事故調査委員会、国会事故調査委員会、民間事故調査委員会、東京電力事故調査委員会ほか各種事故調査委員会が設置され調査報告書が公表されている。しかしながら、各種事故調査報告書の間、また、専門家の間でも判断が異なる事項があるのが現状である。小委員会では、学術的観点から福島第一原子力発電所で発生した事故事象を、主として4件の事故調査報告書を比較検討するとともに新たに公表された事実及び関係者からのヒアリング等を通じて検討を進めてきた。本報では、福島第一原発事故以前の津波高さに関する検討経緯について小委員会の見解と得られた教訓をまとめた。