2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 306-1 原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)

[2C17-23] 福島原発事故

2017年9月14日(木) 16:25 〜 18:20 C会場 (B1棟 オープンホール)

座長:内田 俊介 (エネ総研)

17:25 〜 17:40

[2C21] プラズマ加熱試験の材料分析を用いた評価手法の確立

(1)プラズマ加熱試験の材料分析を用いた評価手法の概要

*阿部 雄太1、中桐 俊男1、佐藤 一憲1、中野 菜都子2、山口 英信3、丸山 信一郎4 (1. (国研)日本原子力研究開発機構(JAEA)、2. (株)化研、3. (株)日産アーク、4. (株)三井住友建設)

キーワード:シビアアクシデント(SA)、非移行型プラズマ加熱、沸騰水型原子炉(BWR)、炉心物質移行挙動(CMR)、福島第一原子力発電所事故

原子力機構では福島第一事故時の事象推移解明に向けた非移行型プラズマ加熱を用いたBWRシビアアクシデント時に起こる炉心物質の下部プレナムへの移行挙動(CMR)に着目した試験を検討している。

本試験における評価の課題は、酸素及びホウ素の元素分布について広範囲(9cm×9cm)かつ大まかな(1mmオーダー程度)に評価する手法とその加工方法である。
そこで、我々は岩石やコンクリート等の元素分析に広く使われているEPMA(WDX)に着目し、酸素の定量分析によるO/M比を模擬燃料ペレットと被覆管のみを模擬した小規模試験(PhaseI)で、ホウ素の定量分析によるB/M比をBWRの基本要素を模擬した模擬燃料集合体(PhaseII)で評価した。