[2D10-15] 燃料デブリ処理に向けた開発1

[2D10] 燃料デブリ用収納缶の開発

(1)燃料デブリの収納・移送・保管

*松岡 寿浩¹、内山 秀明²、楢崎 千尋³、上野 学⁴ (1. ＩＲＩＤ／三菱重工、2. ＩＲＩＤ、3. ＩＲＩＤ／東芝、4. ＩＲＩＤ／日立ＧＥ)

キーワード：燃料デブリ、収納缶

福島第一原子力発電所には溶け落ちた燃料（燃料デブリ）が原子炉圧力容器や格納容器に残されており取り出しのための様々な研究が進められている。国のロードマップによると取り出された燃料デブリは処理処分等の方針が決定するまでの期間、安定的に保管管理することとされている。
本研究は上記ロードマップに基づき、取り出された燃料デブリを安全かつ効率的に収納・移送・保管することを目的としており、具体的には燃料デブリを収納するための専用の容器（収納缶）や移送・保管するための手法を開発する。
本発表では、関連する研究発表の全体サマリとして、燃料デブリの収納缶を用いた移送・保管についての背景や課題等の概要を紹介する。