2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-3 原子力施設の廃止措置技術

[2D10-15] 燃料デブリ処理に向けた開発1

2017年9月14日(木) 14:45 〜 16:20 D会場 (B3棟 B31講義室)

座長:柳原 敏 (福井大)

15:00 〜 15:15

[2D11] 燃料デブリ用収納缶の開発

(2)燃料デブリ用収納缶の仕様

*富板 靖博1、内山 秀明2、松岡 寿浩1、楢崎 千尋3、上野 学4 (1. IRID/三菱重工、2. IRID、3. IRID/東芝、4. IRID/日立GE)

キーワード:燃料デブリ、収納缶

福島第一原子力発電所の廃止措置に向けて,燃料デブリの収納・移送・保管技術の確立が求められている。本研究では,燃料デブリを安全に取出し,移送し,安定的に保管するという一連の取扱いをする際に必要となる燃料デブリ用収納缶の仕様について検討した。
福島第一原子力発電所の燃料デブリについては,調査および研究が進められているもののデブリ性状には不明点が多く,現時点で収納缶の詳細形状を決定することは困難である。そこで,米国スリーマイルアイランド原子力発電所2号機での廃止措置の際に用いた燃料デブリ用収納缶の実績などを参考にして,福島第一原子力発電所での特有の事象を考慮した燃料デブリ用収納缶に要求される安全機能,および一連の取扱い作業に対応したインターフェースに関する要求について検討し、現時点で必要と考えられる燃料デブリ用収納缶の仕様について整理した。