[2D10-15] 燃料デブリ処理に向けた開発1

[2D13] 燃料デブリ用収納缶の開発

(4)収納缶の落下試験

*菊地 義春⁴、内山 秀明¹、松岡 寿浩²、楢崎 千尋³、宮本 和⁴、廣坂 和馬⁴、齋藤 昇⁴、上野 学⁴ (1. ＩＲＩＤ、2. ＩＲＩＤ／三菱重工、3. ＩＲＩＤ／東芝、4. ＩＲＩＤ／日立ＧＥ)

キーワード：燃料デブリ、収納缶、構造強度、落下試験、ひずみ、変形量

収納缶の落下事象時の構造強度評価手法構築を目的として、解析の妥当性確認に資するため、1/3スケール落下試験を実施した。収納缶の試験は約1/3スケールの収納缶模擬体を、収納缶取扱い上想定される最大高さ（暫定値9m）から落下させた。試験では、鉛直落下に加え、重心落下（落下角度約3°）も実施した。その結果、収納缶に変形は発生したが、割れなど燃料デブリの放出に至る大きな破損は見られなかった。また、2回実施した試験結果に大きな差異はなく、解析の妥当性確認に資するデータが取得できた。