2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-3 原子力施設の廃止措置技術

[2D16-23] 燃料デブリ処理に向けた開発2

2017年9月14日(木) 16:20 〜 18:30 D会場 (B3棟 B31講義室)

座長:正木 洋 (IRID/東芝)

17:20 〜 17:35

[2D20] 燃料デブリの形状再構築に向けた超音波可視化技術の開発

*河野 隼也1、木本 和志1、木倉 宏成2 (1. 岡山大学、2. 東京工業大学)

キーワード:燃料デブリ、超音波可視化技術、開口合成法、東京電力福島第一原子力発電所

東京電力福島第一原子力発電所における燃料デブリの取り出しへ向けて、燃料デブリの形状把握技術の開発が求められている。そこで本研究では燃料デブリの形状評価を目的とした超音波画像化技術の開発について研究を行った。燃料デブリの模擬試料には多孔質かつ複雑な形状をした鉄鋼スラグを用い、水浸法で超音波エコーを計測した。その結果を開口合成法により画像化し鉄鋼スラグの形状評価を行った。画像化結果より、試料の形状や大きさの定量評価が可能であることが分かり、超音波画像化技術が有効なアプローチとなり得ることを示した。