2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2F10-16] 事故時熱流動

2017年9月14日(木) 14:45 〜 16:40 F会場 (C棟 C214講義室)

座長:山下 晋 (JAEA)

15:15 〜 15:30

[2F12] 原子炉過酷事故における放射性核分裂生成物放出挙動の評価

(19)SAMPSONにおけるモリブデン放出モデルの高度化

伊藤 あゆみ1、*唐澤 英年1、Marco Pellegrini1、内藤 正則1 (1. (一財)エネルギー総合工学研究所)

キーワード:SAMPSON、セシウム、モリブデン、FP放出

セシウム分布評価はモリブデン酸セシウムの放出挙動の影響を大きく受けることから、モリブデンの燃料からの放出評価モデルを再検討した。従来の、燃料中の拡散過程が律速となるモデルから、燃料表面の雰囲気に依存した蒸発過程が律速となるモデルを導入した。これにより、事故進展過程における雰囲気の酸素ポテンシャル低下の傾向を、モリブデン放出挙動に取り込むことが可能となった。