6:10 PM - 6:25 PM
[2G23] Criticality control technique development for Fukushima Daiichi fuel debris
(36)Neutron Multiplication Factor Estimation using Measured Data from PCV Gas Control System at Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Unit 1 (II)
Keywords:Fukushima daiichi NPP SA, criticality safety, neutron multiplication factor, measurement delay time, PCV gas control system
福島第一原子力発電所のPCVガス管理システムで測定されるFPガス放射能濃度から、中性子源増倍係数を評価する手法を提案している。今回、測定するエネギー範囲を3MeVにまで広げ、対象核種であるKr87、Kr88の測定対象として適切なピークを検討した。その結果、Kr88の2392keVのピークの近傍に測定を妨害するものはなく、これまで対象としていた196keVと比べ、所定の検出カウントを得るに必要な時間が半分以下であることが分かった。また、Kr87については、403keVのピークが測定対象として適切であることが分かった。今後、検出系の校正技術や適切な検出器サイズを検討し中性子源増倍係数推定の定量性を向上する。